輸出が落ち着いた?2016年の中古車業界を振り返る

公開日:2017年01月09日
まとめ記事
輸出が落ち着いた?2016年の中古車業界を振り返る

輸出が落ち着いた?2016年の中古車業界を振り返る

2016年もLCDタイムをお読みいただき、ありがとうございました。今回は2016年の中古車事情を総括してみたいと思います。と言っても、業界内で大きな変革や事件はありません。特筆すべきことは、高騰して新車以上の価格で売られていた一部の車種が、ようやく中古車らしい価格に落ち着いてきたことでしょう。

相場が大きく動いた主なクルマは、ランドクルーザー200ZX、アルファード/ヴェルファイア・エグゼクティブラウンジ、ランドクルーザー・プラド、ハリアーです。

■相場が落ち着いた要因は輸出需要と為替



ランクルもアル/ヴェルもハリアーも、これまでが海外からの需要によって、高値が続いていたクルマです。当社の在庫にあったクルマの中にも、海外のバイヤーが買い付けていったものもあります。

特にランドクルーザー200ならZXグレード、アルファード/ヴェルファイアならエグゼクティブラウンジといった最上級グレードは、海外の富裕層が「高くても買いたい」と思うモデルだったため、極端に高い相場を維持していました。ランドクルーザー200とヴェルファイアのオークション流通価格の推移を見てみましょう。


ランドクルーザー200


ランドクルーザー200全体の価格推移



ランドクルーザー200ZXの価格推移


縦軸が価格、横軸が時間です。ランドクルーザー全体でみると、ゆるやかな右肩下がりとなっていますが、ZXグレードに限ってみると極端に相場が落ちていることがわかります。

ヴェルファイア


ヴェルファイア全体の価格推移


ヴェルファイア・エグゼクティブラウンジの価格推移


ヴェルファイアもランドクルーザー200と同じように、全体でみるとゆるやかな右肩下がりですが、エグゼクティブラウンジだけで見ると大きく下がっていることがわかります。どちらも相場が暴落したのではなく、異常高騰がようやく一般的な中古車の価格になったものです。

また、今年は為替がずっと円高で推移してきました。円高になるほど輸出には不利ですから、業者が輸出に力を入れなくなり、国内に中古車が回るようになり、価格が落ち着いてきたと考えられます。国内の中古車価格が為替に左右されるというのもおかしなものですが、輸出需要か絡んでいるためやむを得ないところです。


■プラドやハリアーやプレミオ/アリオンも「買い」の時期に



ランドクルーザー200やアルファード/ヴェルファイアの他には、ランドクルーザー・プラド、ハリアー、プレミオ/アリオンも高騰していた相場がようやく落ち着き、中古車らしい価格になりました。たとえばハリアーなら、相場が450万円ぐらいだったものが350万円前後と100万円近くも変わりました。

ハリアー

ちょっと意外かもしれませんが、プレミオ/アリオンも輸出需要によって高値が続いていたクルマです。一時は5年落ちのクルマが新車並みの価格で取引されたことも…。マイナーチェンジによって、ようやく価格が普通の中古車の水準になりました。

2016年の中古車業者の動きを振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか? トヨタ車ばかりになりましたが、輸出需要が多く相場が変動しやすいのは、やはりトヨタ車だからです。ランドクルーザーやヴェルファイアを狙っている人にとっては、これからが「買い時」、2017年はここで取り上げた車種の中古車に注目してみてくださいね! 

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